最近、「異次元の少子化対策」という言葉を良く聞く。
岸田首相肝入りの施策、「異次元の少子化対策」の3本柱は下記の通りである。
「異次元の少子化対策」の3本柱
①児童手当を中心とした経済的支援の強化
②学童保育などを含む幼児教育や保育サービスの強化、すべての子育て家庭を対象としたサービスの拡充
③働き方改革の推進とそれを支える制度の充実
(参照:東京新聞)
と、大まかにいうとこの3本柱が施策となるが、財源は「春の統一選挙後に議論先送り」とのことでどこまで実現可能なのかが問題となるだろうし、あまり期待できないいる。が、少しでも子どもたちに財源が割かれること、子どもに注目してくれている点は評価したいと思う。
が、私が今回取り上げておきたかったニュースはこちらのニュースである。
このニュースを読んでこれではマズイ!!と思い看過することが出来なくて、今回ブログに取り上げてみた。
内容としましては、「児童虐待の虐待件数の増加とともに、児童相談所の職員が疲弊してる」といった内容である。
千葉県、元児童相談所職員飯島章太さん(29)であるが、彼は学生の頃からボランティアで子どもの電話相談をしていたこともあるし、何気なく勤務しているのではなく、「『子どもの支えに』なりたい」と、強い思いがあったのに、児童相談所の現状に苦しみ、ついに仕事を退職してしまったという。
また児童相談所職員はメンタルをやられての離職率が高いという。
子どもが職員に「納豆をごはんにかけて良いか」を聞いたりしているのには息が詰まる。また、一人一人の子どもの声を聞こうとしてくれていたのに、職員の人たちは、仕事が増えるから子どもの声に耳を傾けるなをいうようなことが書かれてあったが、こんな現場があって良いものかと耳を疑う。
最近“アドボカシ-(子どもの声を代弁する)”ということをよく耳にするが、比重を置かれているのではないのか?一体何が行われているのか?子どもを守るべき場所の児童相談所はどうなっているのか?刑務所の様なのか?
もう、苦しすぎる。元児童相談所職員飯島章太らは廊下で寝るって。
大丈夫なのか?
子どもたちにフォーカスが当たることは良いことだが、このようなニュースは悲しすぎるし、一刻も早く児童相談所を改善して欲しい。
その背景にある“虐待件数の増加”が今の児童相談所の体制では無理が出ている。
配置基準を考える等、早くこちらの事案もどうにかして欲しいし、全国から一刻も早くこの児童相談所のような問題が起こらないようにして頂きたい。
どうしても気になったので、ニュースを取り上げました。
「異次元の少子化対策」の3本柱もちろん大切であが、この虐待件数の増加から引き起こされる“児童相談所の激務”もどうにかして欲しいと思う。
志を持ってくれている人をどうにか支えて欲しいと願う。そして、このように声を上げてくれている飯島章太さん、どうか頑張って闘って欲しいと思う。
子どもにとってアットホームな環境になりますように。
本日もお忙しい中、読んでくださりありがとうございました<m(__)m>
では、また。